こんばんは
今年もたくさんオーダーいただいているカスタムオーダー、
年明けからバリバリがんばっていますよ! 今年も忙しくなりそうです!
でもいっぱい撮ってた写真がはやくもどっかいっちゃいまして、
今日からご紹介するしょうたくんからオーダーのSR400カスタムはここから
この車両、以前はこの ○「カスタムギャラリー№132」 のこの姿だったんですが、
譲ってもらったしょうたくんから車検とリア周りのハードテール化のご依頼を頂き年明けから進めています
○「 SR400/500 ハードテールカスタムサンプルはこちら 」
もうすでにリア周りのハードテール化が完成して、
シート下フレームも加工済み。ガソリンタンクやシートマウントも完成しています。
シートはもともと取り付いていたものをスプリングマウントに加工しておきました。
サスつきのときに制作させてもらったリアフェンダーやシッシーバーもそのまま使いますよ
リア15インチってのが渋いですよね! ホットロッドなタイヤが履けてうらやましいです
○「 フランダースタイプドッグボーンライザー 7/8インチ 」を使ったハンドルは
以前に取り付けさせてもらったものを少し加工して取り付けしています
ヘッドライトはあえて大きめの ○「 ルーカスタイプ 」 に変更、
ステンレスの手曲げライトステーで少し低めにマウントしました
いいバランスになってきたでしょ?
この日はね、ワンオフのアップエキパイが完成したから外でバランス確認してたんです
もともとのマフラーのままだとリアのハードテール化で低くなりすぎて、地面に擦るから新しく造ったんです
なんかここんとこ「各パーツの制作工程が見たい!」ってご依頼が続いたから、
今日は作業の写真や動画を撮っておきましたよ
今日はこの日のマフラー制作の様子を書いていきますね
普段使うエキゾーストの材料はスチール、ステンレス、チタン(ごくたまに)などなど、、、
制作方法は手曲げ、曲げパイプの継ぎはぎなどなど、、、
材料も制作方法もたくさんありますが、予算やデザイン、仕上がりの雰囲気などなど相談して
オーナー様のこだわりで制作していますよ
今回の材質はスチールで、曲げパイプの継ぎ足しで制作していきますね
まず口金に使うのが、○「 ワンオフパイプ制作用エキパイフランジセット 」。 ¥3300-
その名の通りのエキパイ制作用口金とフランジのセットです。
時間短縮のために立ち上げた商品ですが、ほんと便利で量産しておいてよかったです
さっそく出口にセットして1曲げ目の曲げパイプを用意して仮りで固定、
で、次にくる曲げパイプと、延長用のストレートパイプを用意して
( この時点で全体のレイアウトは決まっていますよ )
口をピッタリ合わせて
外周に3点ほど点付けしてから
全周を溶接していきます。
この溶接のときに気をつけるのが、溶かし込みの深さ。
パイプ継ぎ手のかなり初歩的な作業で、①のように継ぎ手部分をテーパーに削り、
②のように表面を肉盛り、裏波が出るようにしっかり深く溶接します
特に微振動の多い国産車に有効な手法で、厚みの薄いマフラーやガソリンタンク、
フェンダーなんかの薄物溶接のときや、
断面積の厚みが大きく変わるときの強度を出すためによく使いますよ。
こんなふうにね、熱をかけすぎてオーバーラップしてマイナスにならないように
しっかり裏まで溶接していきます
で、このマフラーは溶接ビードをスムージングしてツルツルに仕上げていくので、
ディスクグラインダーに46番の砥石をセットしてスムージング開始。
砥石の腹を当てながら、余分に削りすぎないようにパイプと水平方向に丁寧に均(ひた)していきます。
動画じゃカンタンそうに見えるでしょ? 慣れると難しくはないんだけど、昔はたくさん失敗しましたよ
(この動画は1曲げ目の部分の仕上げです)
この砥石、46番とかなり荒い番手なんですが弾性があるのでめっちゃ面出ししやすいんですよ
この砥石での仕上げ方、よく彫りすぎないの? って不思議がられるんだけど
ボクが仕上げたこの手のパイプ、継ぎ手がわかる人ほぼいないと思いますよ
で、次は60番のダブルアクションで均していきます
さっきの46番の砥石が上手く当たっていると、
パワーの弱いダブルアクションでもすぐに仕上がります
蛍光灯の反射がしっかり一列に揃っているのがわかりりますか?
こんな感じで全周を仕上げていきます
こんな感じかなー?って
あてがいながら
後ろ側をタイラップで吊って
仮りで固定しながら
全体の位置決めをしていきます
今回はスタイル的に上から見たときのなるべく車体に寄ってるほうが
カッコいいので、そのへんにも拘りながら
しっかり位置を出して本溶接。
車体に取り付いていると、溶接トーチが入らなかった口金部分や
マフラーの裏側もこの時点で全周しっかり溶接していきます
溶接ビードをスムージングして
もう一度車体に取り付けます
斜め後ろから見るとこんな感じですよ。 これから取り付けステーを造っていきますね
用意したのは溶接加工用の ○「 ウェルドタブとトールナット 」 をひとつづつ
こちらも制作時間の短縮のために量産している商品で、めっちゃ便利なんです
作業は ○「 ウェルドタブ6mm厚Mサイズ 」 の穴径の拡大から。
ボール盤で穴径を拡大して
カウンターシンクっていう面取りドリルでバリを除去、
2%ERに来てくれたことがある人は見たことありますよね?
工場のいちばん奥にある 「 ケトバス 」 っていう機械、
このケトバシにV字型の溝を切ったメス型をセット、
自作の簡易的なオス型で曲げ加工していきます
足元のペダルをケトバセば、1秒で90°曲げの加工が完了、
エキパイに沿うようにもうひと曲げして、トールナットとセットします
エキパイ側にウェルドタブ、フレーム側にトールナットを溶接してボルト留めするステーなんですが、
この6mm厚のウェルドタブと1.2mm厚のエキゾーストパイプ、このまま直に溶接すると、
振動の多いSR400/500ではほぼ確実に2年以内に割れてきます
なのでここで軽い細工、
エキゾーストパイプに沿うように、
切り出した正方形の鉄板をアール加工、
ピッタリとエキパイに沿うように加工して、このプレートを溶接します
全周を溶接せずにスキマをあけているのは、手抜きじゃなくって振動対策なんですよ
断面積が大きく変わる箇所や強度、耐久性がいる動体、振動がたくさんかかる箇所の継ぎに
用いる ザブトン や パッチ と呼ばれる補強方法なんです
このパッチに対してウェルドステーを溶接することで、長く使える耐久性が出るんですよ
準備ができればようやくステーを溶接できます
トールナットはフレーム側、
ウェルドタブはエキパイ側に。 進行方向に対して直角の溶接はなるべく避けてくっつけていきますよ
これで耐久性バッチリです!
で、もういちど仮り組みすれば
マフラーまわりの加工物は完成、、、と思いきや
キックペダルがヒットしますね。 折りたためなくなっちゃってます
なのでキックペダルをバイスに咥えて
曲げ加工、
アツアツのまんまでも車体にあてがってクリアランスを微調整していきます
しっかり折りたためる位置までオフセットできれば
グリスアップして車体に組み付ければひとまず加工物は完成
この曲げパイプを繋いでいく制作方法は、超アナログな手法ですが、
すこしの機材で制作でき、デザインの自由度が高く、途中でデザイン変更もしやすい手軽な造り方です
だいたいデザインが決まっていてメッキじゃなくって耐熱ブラック仕上げであれば、
車両を持ち込んでもらえれば半日~3/4日で完成して乗って帰っていただけます
( 要予約、¥50000~ )
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このようなドラッグパイプならエンドに ○「 ローパスバッフル 」 を仕込むのもいいですね
○「 ローパスバッフルの詳しい説明はこちら 」
ってことでしょうたくんのハードテールSRはただいま車検整備、車検準備中
明日もがんばりまーっす!
みなさんは連休楽しんでくださいね
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